婦人科系の不調におすすめの食養生とツボ
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女性は環境やストレスの影響を受けやすく、月経周期の乱れや月経痛などの不調が起こることもあります。
漢方では、婦人科系の不調の原因を、主に二つに分類しています。
お血…血が滞っている状態
特徴
□月経時にレバー状の濃い血の塊が出る
□頭がのぼせ、手足が冷える
□ニキビやあざ、吹き出物が出やすい
□肩こりや頭痛が起こりやすい
月経血の排泄が不十分な状態です。月経痛や月経不順、月経血の過多、子宮筋腫などさまざまな症状の原因になることがあります。
血虚(けっきょ)…血が足りなくなっている状態
特徴
□月経期間が短く、血液量も少ない
□疲れやすい
□顔色が青白い
□月経前後に貧血や下腹部痛がある
婦人科系の働きが鈍く、貧血体質になっています。そのほかにストレスが月経不順を引き起こす場合や、子宮粘膜が過敏で炎症が起こりやすくなる場合もあります。
おすすめの食べ物
不調によい食べ物
よもぎ、黒きくらげ、にら、羊肉、紅花、サフラン、しそ など
不調時は避けた方がよいた食べ物
唐辛子など刺激の強い食べ物、エビ、カニ、タケノコ、魚卵類、乳製品、砂糖を使った菓子類、ナッツ類、アルコール類など
婦人科系の不調に効くツボ
血海(けっかい)
ひざのお皿の上のくぼみから指幅3本分上のあたり
経血を出しやすくすると言われています。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしからすねに添って指幅4本分上のあたりの骨のきわ
婦人科系の不調全般に効くツボです。
中封(ちゅほう)
内くるぶしの前のくぼみ
月経痛が強いとき、お腹や腰が痛いときに緩和してくれるツボです。
下半身を冷やさないことが大切なので、服装で調節したり、しっかり入浴して体を温めましょう。