梅雨に気を付けたい“日頃からの養生”
いつもありがとうございます。
りらく庵の本間です。
季節によって盛んな外邪は変わります。
体の中の気・血・水や五臓の働きも季節によって異なります。
季節ごとに起こりやすい症状に気を付けることが、一年中、健やかに暮らす秘訣です。
【湿邪】梅雨に盛んになる外邪
湿気の塊のようなもので、気・血・水を停滞させ、患部が重だるく痛む。症状が長引きやすい。
【体の変化】
・気の流れが滞る
・脾(胃)の働きが湿邪により低下
【起こりやすい症状】
胸のつかえ 腹部の張り めまい 頭重感 体が重い むくみ 冷え 下痢 排尿異常 おりもの など
【対策と食事】
胃腸の働きを整え、体から湿気を追い払いましょう。
食養生
1. 辛・温性で消化機能を高める:しょうが、しそ
2.湿気を乾かす:ココナッツ
3.利尿作用があるもの:はと麦、小豆、はまぐり
養生とは、毎日の生活に気を付けて、自身の健康を守り長生きを目指すものです。
体の中のちょっとしたバランスのくずれに早めに気付いて、食養生や生活改善により病気を予防すること、それが漢方の大原則です。
ご参考になさってください。
参考文献『漢方の基本講座』成美堂出版