体に合った食養生を…同じ冷え性でも食べ物の選び方が違います
いつもありがとうございます。
りらく庵の本間です。
冷え性の人が、実は生野菜や冷たい飲み物をよく食べていたり…ということがあります。
食養生の基本は体に合った食べ物を積極的に取ると同時に、合わない食べ物を避けることも必要です。
長年の食習慣がその体質を作り、症状の原因になることがあるからです。
また同じ冷え性であっても、そのタイプによって食べ物の選び方は異なります。
【陽虚(ようきょ)タイプ】
体を温める「陽」のエネルギーが不足して起こる冷え性。陽気を補う食べ物で体を温める力をつけることが必要です。
・症状
手足が冷える、寒がり、顔色に赤みが少ない、疲れやすい、便が軟らかい、尿の量が多い
・食べ物の作用
陽気を補う
・適した食べ物
にらやえび、にんにく、羊肉、鶏肉など
【気滞(きたい)タイプ】
気の流れが滞って抹消まで気が届かず、冷えを感じるタイプ。気の流れを良くする食べ物、血(けつ)を補う食べ物を積極的に取って気の流れを整えると、冷え性も改善します。
・症状
手足が冷える、イライラしやすい、のぼせ、頭痛、目の充血、便秘がち
・食べ物の作用
気の流れを良くする、血を補う
・適した食べ物
柑橘類、大根、そば、いか、レバー、人参
出典「よくわかる東洋医学」池田書店